結婚生活の苦難を乗り越える

某国営放送の朝ドラを楽しく観ている。東京の洋食屋に生まれた主人公が大阪に嫁ぎ、食べることを通じて強く逞しい母になっていく、というストーリーだ。

現在は思いを通じ合わせた二人が結婚し、大阪の夫の生家に移り住んだところ。夫の家の事情は複雑で、おおらかな家庭でのびのびと愛されて育った主人公は戸惑うことだらけ。一方で夫も初めての職場の人間関係に苦労している。新婚なのだが、暢気に新婚ボケなどしている暇はない状況だ。

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しかし大変そうな二人だが、観ていて『可哀想』とか『観るのが辛い』とは思わない。寧ろ微笑ましく、二人とも頑張れ、と応援しながら観ていたくなる。

なぜか。主人公の素直さと明るさや、夫の人間性もあるだろう。しかし苦労する主人公を観ても安心していられるのは、夫が常に彼女の味方だからだ。

昔は今より遥かに女性の立場は弱いもの。ドラマで描かれ得る状況は決して大げさではない。他家に嫁ぐのは、多勢に無勢の中手ぶらで入っていくようなものだ。

気軽に実家に寄れるでもなく、毎日辛いことだらけ。この状況でたった一人の顔見知りである夫までが妻を庇わなければ、彼女の味方は一人もいない。

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昔は、いやもしかしたら現在でも、嫁ぎ先で誰一人の味方もなく孤立し、涙を呑んだ女性が多くいたことだろう。



それが分かっているから、『彼女は大丈夫』と安心して観ていられるのだ。

新婚生活はうちにも外にも苦難が多いもの。しかしそれを相手にだけ押し付けて、逃げるようなことをしてはいけない。

人間、辛いことに冷たくされたことは、いつまでも忘れられないものだ。しかし一緒に苦しい思いをすれば、乗り越えた時には分かちがたい連帯感が生まれるものである。