こんなじゃじゃ馬でも花嫁衣装着ると変わるのね

父の妹の麻子叔母さんは、小さい頃から何かと私に関わってくれた。父と麻子叔母さんは年が10歳も離れているので、私が生まれた時、まだ叔母さんは中学生だった。私を抱く制服姿の叔母さんの写真は、思春期の頃の私と顔がよく似ている。母の身体が弱かったため、物心ついた頃からいつも叔母さんが私のそばにいて、時には遊んでくれ、時には叱られたりもした。母の入院中の授業参観にも叔母さんが見に来てくれて、他のお母さんよりも明らかに若くて綺麗な叔母さんが自慢でもあった。



思春期には実の親よりも叔母さんに反抗したが、まだ若い叔母さんも私に負けてはおらず、2人で大ゲンカをしたこともあった。受験勉強では、面接の練習を本番さながらで練習させてくれた。恋愛で深い心の傷を負った時は、一緒にヤケ酒につきあってくれ、そして今の彼と知り合って結婚したいと報告した時は、涙ぐみながらおめでとうと言ってくれた。本当の両親の他に、私には小さいお母さんがもう1人いる感覚だった。

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結婚式当日、花嫁の控室でも、忙しく取り仕切るのは麻子叔母さんで、父と母はただニコニコと私の支度を見守っているだけだ。来客対応などの合間にやっと一息ついた叔母さんは、改めて私の花嫁姿を見ると、こんなじゃじゃ馬でも花嫁衣装着ると変わるのねと、いつもよりちょっと優しい笑顔で微笑んでくれた。

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そのすぐ後に、あんたのことが心配で私は行き遅れたというのに、なんという身勝手な姪かと怖い顔をして周囲を笑わせてくれたが、本当に叔母さんには感謝の気持ちで一杯だ。もしこの先叔母さんが花嫁になることがあるのなら、その時は私が、心を込めて支度の準備を手伝おうと思っている。